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ゲームライフ・ゲーム

亜麻矢幹のエンタメコンテンツ

16/03/12 (土)

博多滞在中は暦通りに休日がありました。
制作やってるのに実際に週に2回も休み続けるなんて、すごいですよね。
よっぽど体力のある会社か、仕事がないかでないとできませんからね。
まあ、そのあたりの話は別の機会にして本題に戻すと、休日のうち、土曜の午前中は1週間分の洗濯をして食材の買い出しと調理と掃除をし、土曜の午後と日曜は大方時間を取れるようにしていました。
でも、体調管理を最優先したので室内でだらだらしていることが多く、外に出てもせいぜい博多駅周辺で買い物をする程度でした。
ときたま頑張って動物園に行ったりしてたわけですが、他の場所の観光はできずじまいだったのです。
そして、2016年3月。
東京に戻ることになりました。
そこで、緊急ミッションの発生です。
「あと1ヵ月の間に急いで九州を観光せねば!」
博多を拠点として、あちこち見てまわれるこの機会を逃すわけにはいきません。
もう無茶は承知、家事は夜間や平日に回すことにして、体力はどうにか気力込みで乗り切ろうということでいろいろ出かけることにしました。

また、ちょうどよかったのは青春18きっぷの時期だったこと。
さっそくひとつづり買いました。
これでJR乗り放題、それなりの遠出もできます。

準備ができたところで、まず、遠征の1ヵ所目。

熊本城【熊本】
熊本城

10年くらい前(つまりアレ制作中)に行ったことがあるのですが、そのときはまあまあの駆け足だっので(アレ制作中だし)、滞在中にもう一度行きたいと思っていました。

訪れたのは2016年3月12日。
例の震災のほぼ直前といってもいい時期です。
結果的に、いまや貴重な風景を観覧したことになりました。


まずは早朝、博多駅に移動。
さっそく青春18きっぷの1枚を使って移動します。
博多から熊本は「意外と近い」のですが「やはり遠い」距離。
新幹線なら1時間程度とそこそこ早く着けますが、今回は普通列車のみでの移動となるため3時間近くかかる模様。
往復で6時間かかるわけですし、早め早めに動く必要があるのです。


6時22分の鹿児島本線、荒尾行きの急行に乗ります。
熊本に着くための始発です。
熊本行きの各停に乗れば乗り換えなしで手っ取り早いのですが、到着時間が大幅に変わってしまいます。
しかし、駅名を見ても、ちっともピンと来ません。


いつも新幹線のホームに上っていたので、こっちに来るのは初めてです。


隣にのぞみ。


貨物列車も通ります。
都心だとあまり見かけることがないので新鮮です。


たくさんのコンテナを積んでる列車が来ました。
しかし、何両というか何十両あるのか、全然通過する気配がありません。
こんなに長いの?
いつも人を運んでいる列車しか見ていないので忘れがちですが、普通の荷物も全力で輸送されているんですね。


朝は人もまばら。


ま、新宿も早朝はこんな感じですね。


列車が来た所は撮り損ねてたみたい。
車内はこんなです。
そうか、こういう座席配置なのか。新鮮だ。


路線図。
広っ。
中央に博多。左の方に熊本。


約40駅。距離にして120キロメートル。
小田急線だと、新宿〜片瀬江ノ島間が45駅くらいなので駅の数は似たようなものですが、距離は60キロメートル。
つまり、新宿〜江ノ島間の往復と同等……。
あるいは、駅数が同じで距離が2倍だから、1駅の区間をいつも体験してる時間の2倍でという感覚。
どちらにせよ、長い。


車内はほぼがらがら。
朝早くてまだ身体が目覚めていないので、ずっと座っていました。
道中はなんというか、のんびりとした風景でした。
写真の左にごつい橋脚が立っていますが、この上を新幹線が走っています。


1時間20分ほど乗車して、7時40分、荒尾駅に到着。
この電車はここまでです。


この後、コンパクトな2両編成の車両が来て乗り換えました。


どんどん僻地に向かうローカル線……ってイメージです。
何しろ2両だもんなぁ。
もっとも8時を過ぎたからか、人はそれなりに乗っていました。


周りは想像よりは開けていました。
山陽みたいに、もっと森林や田畑ばかりなのかと思った。


反射でよく見えていませんが、後方の運転席。


8時30分頃。
熊本駅のひとつ前の上熊本駅で降りました。
熊本城には、この駅からも行けます。
これが乗ってきた車両です。


時刻表を見ると、1時間に2本程度。
一般的なイメージでいうと地方としては多い方でしょうけれど、熊本付近ということを考えると少ないような気もします。


駅を降りると市電の駅があります。
路面電車です。


シック!


これに乗ると熊本城まで行けます。


ですが、発車までけっこう時間があったので、とりあえず歩くことにしました。
熊本市内をぶら〜り。


市内を線路沿いに歩いていくと列車が来ました。
いろんな車両があるみたいです。


そして……9時20分。熊本城に到着。
いや、40分近くほど歩いたのですが、行程の半分ほどしか進めなかったので、諦めて、結局、途中で電車に乗りました。
市街なので景色もそれほどは変わらなかったし……こんなことなら最初から乗ればよかったかな。


ちょっと歩くと、すぐに城壁とお堀が。


長堀というらしい。


川は坪井川。


古風な建造物も見えてきます。


すぐ隣はごく普通の市街だというのにね。


加藤清正公像。
豊臣秀吉の家来。
虎に勝った人……ってくらいしか知りません。
城の中にもろもろ説明があった気がします。


今回はこの橋を渡った先の入り口から入ります。


もちろんというべきか、他にもいろいろイベントがあります。


全体マップ。
この道の右側がメインのお城エリアになっています。


ちょっと歩くとすぐに入り口。


向かって左には備前堀。


上に見えるのが五階櫓《ごかいやぐら》というらしい。


あまり代わり映えしないフォトですが、貴重だと思うのでなるべくたくさん貼りつけておきます。


もう1枚。
熊本城の入り口だよー。


門に向かう途中の石垣が、もう城って感じ。


石垣の斜面は真っ平ら。


上には侵入者に矢を射るための穴。


いろんな形があります。


石の階段!


上ったらどこに出るのか??


お城が望めます。


本格的な入り口の櫨方門《はぜかたもん》に到着。
入場料は400円。


開門、開門!
って開いてるか。


中に入るとまずは広ーい庭園、肥後椿園。


遠くにお城。


なんだ、この見え方。
城ははるか向こうなんですが、どういうわけか、ものすごい存在感なんですよ。
圧倒されてつい見入ってしまいます。
この感覚、写真では絶対に伝わりません。


周囲の石垣のフォルムもすごいです。
建築の基準が、乱世ならではの戦いに耐えられるかどうかってことなんですね。


そんなわけでお城は観光用として建てられたわけじゃないし、順路なんてものもありません。
すぐに本丸の方に行ってもいいのですが、せっかくなので庭園の方を一回りしてみることにしました。


庭園をぶらーり。


すごい作り。


花園の方に向かいます。


お城だけあってとにかく階段がすごいです。


上へ上へ。


向かって右側。
どこだったっけ。


ボタンかな。


あおり。


ど迫力の石垣。
なお、斜めの石垣に身体を預けるようにして撮っています。


たぶん東十八間櫓《ひがしじゅうはちけんやぐら》。
外(下)から見ると、かなり高い所にあります。


その、あおり。


左の石垣。
このすごい段差はどういう意図があるのだろう?


角っこで階段を上り、Uターン。
東十八間櫓は奥に向かって長いのがわかります。


六地蔵幢《ろくじぞうとう》。
『とう』の字が『憧』かと思ったら違ってて、この記事を書くときにおいおいって……。
いや、歴史モノは、とかく漢字の確認が大変です。


不開門《あかずのもん》。
この先には入れなかった気がします。


あれれ、違う場所だったかな??
とかく、お城は写真と体験との差異があるので確認が大変です。


頑張って上ってきました。
ここでちょっとした広場とベンチがあるので休憩。


高台から市街を見渡すことができます。
ん、あのビルの模様は……?


くまー!


晴れた空に何やら黒い雲?
いえ、黒煙。なんと火事が発生していました。
警備員さんも「おおっ?」っと見ています。


比較的早めに煙は治まりました。
ちなみに、どうでもいいことですが、帰りの路面電車で、消防車がいっぱい集まっている現場の前を通り過ぎました。


このとき10時30分頃。
朝が早かったので、かなりおなかがすいています。
ベンチに座って持ってきたごはんを食べていたら、ハトが。


熊本のハト。


見下ろすとさっき通ってきた道。


ストーンヘンジのような。


さて再び出発。
ここからの通路は、少し入り組んでいます。
さらに建物の下を通ったり、道をくねくねと進むと、いよいよ本丸の勇姿が見えました。


だんだん開けてお城がはっきりと見えてきました。


近づくよー。


正面から。


手前に記念撮影用のスポット。


近くに寄ります。
左は出口です。


見上げます。どどーん。


右の方に移動し、入城します。


谷村計介像。
日本史を全然知らないので何をした人なのかわかりません。
広辞苑によると……
『陸軍軍人。伍長。日向出身。西南戦争に西郷軍の重囲にある熊本城を脱出、政府軍に危機を報じた。のちに田原坂《たばるざか》に戦死。(1853〜1877)』
だそうです。ふーむ。
そもそも、僕は熊本城の歴史がよくわかってません。
・加藤清正が城主だった
・西南戦争で政府側の重要拠点となり、西郷隆盛たちと激戦を繰り広げる地になった
ってくらいですかね……。
なお、後ろには一口城主の名前がずらーり。


全体マップ。
青く塗られている所が移動可能なエリア。


反射がすごいのでもう1枚。
左が大天守閣で、右が小天守閣。
大天守閣の方はてっぺんまで行けます。


この階段は観光用に整備されたもので、上に行くと狭くなっていきます。


上階にはさまざまな展示品が置かれています。
しゃちほことか。


『北、福岡方面』。


高い……。
街が一望できます。
昔はどんなふうに見えたのかなぁ。もっと緑が多かったんだろうな。


こちらは南側。
さっき歩いてきた方です。


立派な屋根です。
この頂部の背骨みたいになってる部分を大棟《おおむね》っていうんですと。


まだ煙が上がってるよ……。


弓。
清正公が使ったやつかな?
説明がありましたけど忘れちゃいました。
メモもしてなかった……。


天守閣の模型。
辛抱たらず、手ぶれしてしまいました。


天守閣は西南戦争で焼けてしまい、昭和に復元されたということですが、今回また……。
他にもいろいろ展示品があったのですが、あまり撮っていませんでした。
もっとたくさん撮っておけばよかったな……。
後悔はいつも先に立ちません。


たぶん、ここが天守閣のてっぺんです。
さっきより高い。


こういう景色を見ると、落ちたときに平気かどうか考えますよね?
この場合、屋根を転がり落ちるうちに体勢を立て直すことができれば平気だなとか。
そんなふうに考えますよね?
イッツ、マジョリティー!


ここの部位の名称は、軒丸瓦《のきまるがわら》っていうらしいです。


下からの画。
ガラス越しなので見にくいですが。


これ、小天守閣かな。


とんがり鬼瓦。


スズメガの幼虫のしっぽみたい。


お城を出て、外の本丸御殿に入ります。
ここは土足厳禁なので、靴を脱いで袋に入れて移動します。


きらびやか。


大広間。


いろんな武士が集まったんでしょうかね。


時代劇で見る画だよね。
殿だの将軍だのがあちらに座っているわけよ。


まあ、料亭やホテルのお座敷だったりするわけですが。


修学旅行での雑魚寝の場とか。


びしっと整備されたお白州。


どれくらいの頻度で整備するのかな。
雨風で乱れるだろうし、毎朝やってたりするのかな……。


きれいだもんね、降りたくなる。


なんだこりゃ? 足元?
あー、フラッシュ禁止だったので再確認したのかな。
ははは、床材はこうですよってことで。


豪華な装飾。


欄間。


天井にも。
なんだか重箱を彷彿とさせます。


ふたたび外に出ました。
庭には西南戦争の爪痕があちこちにあるようです。


『銀杏の樹』。


焼けちゃったけど、また芽が出たという力強いエピソード。


そのまま西の方に抜けると、違う方向からお城を見上げられるスポットがあります。


もう1枚。


白い丸太みたいなのは土台なのかな。そうなんだろうな。


見れば見るほど優れた建築技術です。


売店では熊本名物の『いきなり団子』を売っています。
盛況。


熊本のカラス。


天守閣の北西にあたる位置から。


もう1枚。


さらにもう1枚。


隣の平屋は、数寄屋丸二階御広間《すきやまるにかいおんひろま》。
お茶会が開かれた所のようです。
疲れてきていたのと、12時を過ぎて、そろそろ帰り支度をした方がよい時間なのでパスしました。
ちなみに閲覧は有料です。


西側の通路に沿って下城することにします。


外に出てお堀沿いに南に歩き、市街へ向かうことにします。


以上、およそ2時間半の滞在でした。
地道にとことこ歩くと広いです。
見物してない所もたくさん残ってましたけれど「城の敷地を歩いてみる」という体験そのものが充実していますから、大方、堪能したかなという感じです。

ブログでこの記事を書いたのは実に1年後で、当時を思い出しながらまとめたのですが、歩いた順番や写した場所は覚えていたものの、その場所が具体的になんと呼ばれているのかとか、どんな歴史があってそうなっているのかとか、そもそも土地柄や関連する人物の歴史といった内容的なことを全然理解していなかったので、今回、改めていろいろ調べて見直してみました。
ちょうどいい機会にはなりました。

そして……。
惜しむらくは、この風情のある日本の宝がかなり破損してしまったこと。
ニュースで石垣やらなんやらが倒壊した映像を見てすごく悲しくなりました。
早く元の熊本城が見られたらいいなと希望を折り込んで発信します。
崩れた石垣が勝手に積み上がるものじゃない……現在も知恵をしぼって手間暇かけて、ずっと尽力している方々に心から敬意を表します。


さて、目的は果たしたので博多に帰ります。
城を後にして、素直に路面電車に乗って熊本駅に到着しました。
もう歩いてたまるもんか。


周辺はこぎれいです。


駅は全力でくまモン色に染まっています。


くまモン駅って……名前変わってるじゃないの。


エスカレーターで違うアングルを確認してみることにしました。


ふなっしーもやっときゃよかったのに。
非公認だから無理か。
いや、ゲリラ的にでも強引にやっちゃえば平気だったんじゃという気もする。


先ほどの路面電車の停留所。


広場では何やらイベントの真っ最中。


「九州新幹線全線開業5周年企画」。


駅の中にも、ところどころくまモンがいます。


かわいい=3


くまモンが大人気になる理由がわかります。
とにかくセンスがよいです。
企画と計画がとにかく優秀。


はい、熊本遠征はここまで。
もっとあっちこっち見てまわりたかったですが、既にたくさん歩いたし(階段と坂だらけで疲れた)、明日に備えてもう帰ることにします。
駆け足だったけど、楽しかったー。

13時30分、熊本を出発。
途中でまた乗り換えだなんだとあって、博多に戻ったのは17時頃。
その後、疲れを取るにはちょうどよい時間でした。
なにしろ、翌日はまた出かける予定なのですから。

★★★ 新しい称号をゲットした! ★★★
「熊本城を目に焼きつけた者」

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