ヒヨドリ
分類 | 鳥類 / スズメ目 / ヒヨドリ科 / ヒヨドリ属 |
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別名 | |
学名 | Hypsipetes amaurotis |
英名 | Brown-eared Bulbul |
分布域 | 日本 / サハリン / 朝鮮半島南部 / 台湾 / 中国南部 / フィリピン北部(ルソン島) |
生息環境 | 里山や公園など、ある程度樹木のある環境 |
食事 | 果実、花の蜜 |
体長 | 27.5 センチメートル |
尾長 | 10.9〜12.5 センチメートル |
翼開長 | 40 センチメートル |
体重 | 3〜6 キログラム |
保全状況 | 低危険種 |
都市部でもよく見かける中型の鳥。
「ヒーヨ!」「ピィ!」と高く大きな声で鳴き、気に入らないことがあるときは「ビィィィー!」と激しく鳴きます。
冬場、我が家のバルコニーにやってきて、育てていたコマツナを食い荒らしたのがきっかけで、リンゴやバナナをあげるようにしました。
野鳥は冬はエサがなくてかわいそうですし。
というわけで、コマツナはガードできたのですが、もちろん果実の方が高価なのでコストは倍増しました。
人に慣れるので、エサをあげるときに姿を見せていると、近づいても逃げなくなります。
ただし1メートルくらいの距離は保つように離れますが。
また、エサをあげてないときは、手すりに止まってずっと待っています。
気づいたらすぐにあげるのですが、外に出ると手に持っているリンゴに気がつくのか、途端にそわそわし始めます。
そんな姿がとても愛らしいです。
【関東:東京:町田】
15/02/02 (月)
コマツナの他、エンドウも狙われます。
15/03/14 (土)
リンゴを小さく切ってあげてみたところ。
そっと窓を開けて盗撮。
16/02/28 (日)
この時期は博多に行っていたので、町田に戻ってきたときのみごはんをあげました。
17/01/02 (月)
この年はヒヨドリ専用コマツナ(再生野菜)を置いて、ヒヨドリが訪れるようになったのを確認した後に果実を与えるようにしました。
17/02/08 (水)
17/02/12 (日)
ヒヨドリは長い舌を持っています。
ふっくら。
光の加減でくちばしがきらりと輝く。
よく首を伸ばす姿を見かけます。
ちょっとひょうきん。
鳥は意外と首が長い(そして細い)のです。
17/02/18 (土)
17/02/21 (火)
17/02/22 (水)
17/02/26 (日)
17/03/06 (月)
春先になるとくちばしのまわりに花粉をつけていることがあります。
17/03/07 (火)
17/03/13 (月)
17/03/30 (木)
ごはんをリンゴより安価なバナナにシフト。
甘い果実ならなんでも好きです。
ヒヨドリは縄張り意識が強い鳥。
かち合っちゃって、共々様子見……。
もしかしたらつがいだったりするのかもしれないけど……。
17/04/15 (土)
17/05/07 (日)
18/01/21 (日)
18/01/31 (水)
リンゴを切るのが面倒になったのでまるごとプレゼント。
ごろんごろん転がります。
本当は木の枝に刺したりして固定してあげる方がいいんだけど、うちに適したいい方法を思いつかない……。
特別に食べづらいわけでもないみたいだし、このままでいいかな。
18/02/10 (金)
ムクドリと鉢合わせ。
この時点ではよくわかりませんでしたが、ムクドリはかなりずうずうしいです。
たいていつがいでやってきて、とにかくメチャメチャに荒らしていきます。
今では「ギャング」と呼んでいます。
羽を震わせて怒りを露わにするも、ムクドリは一切気にせず。
このヒヨドリは他のヒヨドリよりもひとまわり身体が小さかったので、おそらく昨年巣立ったばかりの若鳥ではないかと思われます。
確実に立場が弱く、エサに近寄るとつつかれて追い払われてしまいます。
なお、他の大きなヒヨドリにも追い払われていたので、とても不憫な子でした。
18/02/15 (水)
リンゴを出しておいたら、ムクドリに先につつかれてしまいました。
18/03/22 (木)
本日もムクドリと鉢合わせ。
18/12/27 (木)
今年の12月はまだ近隣に柿がなっている所があり、ごはんにはそれほど困ってない様子。
19/05/04 (土)
その後、冬の間は1月あたりから5月までずっと来ていました。
今年は長いな……。
19/08/01 (木)
そして、しばらく経ち、夏真っ盛りの午前中。
誰か来ました。
?
ヒヨドリかと思ったら、どことなく違う。
あれ、何の鳥だろう??
と思ったら、巣立ったばかりのヒヨドリの雛だった!
親鳥が引き連れて来たのでした!
しかも3羽!
残念ながら3羽そろったところは撮れませんでした。
慌てて部屋にあったバナナをむいて、そーっと外に出て置いて観察。
しばらくしたら親鳥が食べさせていました。
なんとか飛べはしても、まだ自力でエサをとるのは難しい段階だったようです。
これも残念ながら写真も動画も撮れませんでした。
あまり人間がうろうろすると逃げちゃうかな、親鳥も安心できないかなと思って、家の中に引っ込んでただひたすらじーっと観察していました。
この親鳥は、ずっとうちでエサを食べて冬を越したうちの一羽だと思います。
おそらく、うちが「安心して食事ができる餌場」だって記憶していたに違いない。
だから、子供を連れてきたんだ。きっとそうだ。
ということは、5月まで来ていたあの鳥なのかも。
19/08/03 (土)
2日後の8時頃。また親子連れでやってきました。
でも、雛は1羽だけだったような気がします。
他の雛は既に独り立ちした模様。
この雛ももう今日あたり、巣立つに違いない。
ほんの2日で羽がずいぶんそろってきました。
体つきはまだ華奢ですが、この様子だとすぐ立派な成鳥になるでしょう。
元気に育っておくれ。
大役を務め上げた親鳥。
人間と鳥類は違う種なので、きっと感覚も違うだろうとは思うのですが……もしかしたらこのとき、この親鳥も、人間と同じように安堵と寂寥の念を抱いていた可能性はあると思います。
お疲れ様。