16/02/06 (土)
動物園に行った翌週。
2週連続でまたも行くことにしました!
ある意味、暇だったんですかね。
都合3回目なので、今度こそ余裕を持ってゆっくり見るぞと意気込んで出かけました。
ところがですね。
道中、前回と違う道を通ったところ、微妙に道に迷って遠回りになってしまいました。
あーあ、また見る時間減っちゃったよ……などと思っていたところ、たまたまこんな場所を見つけました。
野村望東尼山荘跡【福岡:博多】
「のむらぼうとうに」または「のむらもとに」の山荘。
野村望東は高杉晋作の理解者というか協力者というか、縁の深い尼僧。
志士たちをかくまったり、流罪になったとき高杉晋作に助けられたり、高杉晋作の最期を看取ったとされる人物です。
歴史の表舞台に出てきたわけでもなく、さほど知名度もありませんが、福岡の藩士たちにとって、極めて重要な存在だったに違いありません。
彼女が志士たちとの密会に提供していた山荘。
敷地は平尾山荘公園として整備されています。
あれですか。
200年近く経つのによくこんなにきれいに保ってられるなと思ったら、再建されたものだそうです。
……そりゃそうか。
天井を見上げたところ。
入り口。
ここまでは入ることができます。
障子に畳。
こう見ると普通の家ですね……。
まあ、都心だとあまり見ることはできないでしょうが。
裏の縁側。
井戸があります。
『「雨待の滝」の名残りの井戸』
名前の由来など、詳細はよくわかりません。
「良質な水が湧き出て今でも枯れることがない」
と書かれています。
ただ、「今でも」というのがいつのことかもわかりませんが……。
別アングルから
何かの石碑。
野村望東尼像。
お堂みたいな、小祠の石碑。
平野國臣《ひらのくみおに》
中村恒次郎《なかむらつねじろう》
命を落としたふたりの志士の短歌が刻まれた石が納められています。
まあ……知らないですけども。
正面から。
へへえ、と思いつつ、本日のメインはやはり動物園ですので、観光もそこそこにまた自転車に乗りました。