17/02/04 (土)
スカイツリー遊覧の後編。
塔から降りて、すみだ水族館に向かいます。
すみだ水族館【東京:押上】
すみだ水族館
その前に、テレビ局のお土産屋 『ツリービレッジ』に寄ったり、弁当を買って外で食べたりしたので、しばらく時間があったのですが。
外でチケットを買い、中に入ります。
入園してすぐ2階に上がります。
まずはゆったりした空間に熱帯魚。
エンゼルフィッシュ系。
ヤマトヌマエビかな。
他にテトラ系とかオトシンとかいろいろ。
アクアショップでも気軽に見かけることができる魚たちですが、ここまで大きな水槽でゆったり泳ぐ姿を見ることは滅多にありません。癒される。
クラゲも一押しの模様。
新江ノ島水族館もクラゲ押しでしたけど、水族館によっていろいろ方針が違ってておもしろいです。
ちょうど『蜷川実花×クラゲ』というイベント期間だったため、水槽の背面がすごいことになっていました。
モニターが仕込まれていて、赤、青、緑……と、さまざまな色に壁紙が変化し、半透明のクラゲを彩るという演出。
とても華やか。
何やら派手な音楽もかかっていました。
ビカビカビカ。
……いや、でもね。
違うんですよ。
企画意図は理解できます。
成功している実証例を目の当たりにもしました。
閲覧していた若い女性が「わー、きれい」と言っていました。
でも、個人的には違うんですよ。
こういう演出が見たくて水族館に来たんじゃないんですよ。
もっと落ち着いて見たかったんですよ。
クラゲってそもそも動きが他動的で、ゆらーりと遊泳、あるいは沈みそうだから懸命に蠕動運動して現状維持なんだけどやはり水流には勝てず結局ふわー、みたいな連中でしょう。
ゆっくりと長時間かけて見ていたいんですよ。
こんなにビカビカやられたら疲れてしょうがないです。
これらの光がクラゲの生態に影響するかについては専門家が「問題なし」と判定したのでしょうけれど、とにかく人間様の方がじっくりとクラゲを見るのが難しい。
以前、テレビでピカチュウの電撃が子供たちを失神させたときのように、かなり刺激が強いのです。
まあ、それほど空間が広くないので、この演出がなくてもゆっくり見ていられなかったでしょうけれど。、
隣のラボの方。
こういう方が好き。
タコクラゲだって。
クラゲの幼生ポリプも何段階か展示。
繁殖にも力を入れているらしく。
そして、マッドサイエンティストがいて!
違うみたい。
スポイトのようなものを差し込んでいます。
採取をしているんでしょうか。
すぐ横に移動すると、小さな水槽が並んでいます。
見るからに海水でしか住めないタイプの色味をしているシュリンプ。
カブトガニ。ちょっと小さめかな。
カサゴだっけ。
ニモ!
前にいた子連れの母親が「ほらニモだよ」と子供に言っていました。
水族館に行くと、クマノミを見た子供が「あ、ニモ!」と言うところに高確率で遭遇します。
個人的にピクサーものは好きなんですが、センスの悪さが際立つ作品が多いのが難です。
その中で“サブキャラの性格設定がうっとうしい”というのがあって、ラッセルだのメーターだの……『ニモ』でも「ドリーは勘弁してくれよ」と思いましたし……まあ余談。
誰だっけ。
チンアナゴのようですが違います。
彼らはこの後、登場します。
ヤドカリ。
オコゼのような。
すぐ横に移動すると、深海ゾーンがあります。
さっそくアンモナイト……じゃなくてオウムガイ。
でかい。今まで小さめのは割と見てきたんですが、これはでかい。
地球上にこんな生物がいるんだものなぁ。
感心仕切り。
マダコ。
ダイオウグソクムシ。
こんなに間近ではっきりと見ることができたのは初めてです(……確か)。
ここの水槽はコンパクトなので見やすい。
基本、どの水族館でも深海の生物が展示されているコーナーは照明が暗く、また巨大な水槽の中に放り込まれていて、よく見えないことが多いので。
ちなみに陸生であるダンゴムシも数時間なら水の中で生存することができます。
お手軽なので高校の文化祭で展示したことがあります。
あ、僕、生物部でしたので。
イセエビ。
UFOキャッチャーで見るのとは雰囲気が違います。
ただ、イセエビもマダコも比較的簡単に見ることができるので“普段見ることのできない深海”の生物としては、なんだかありがたみがないですね。
ケヤリムシ?
名前なんだったっけ。
地味に葛飾北齋とのコラボもやってます。
葛飾北齋はさまざまな魚の絵を描いているそうで、それに関連した魚を展示しています。
これはドジョウ。子供のとき、水槽の中に金魚と一緒に飼っていましたが、よく飛び跳ねて外界に脱走していました。
数が減ってるな、と思ったら……床でひからびているのを発見しました。
次飼うことがあったら、フタをつけようと思いますが、フタにぶつかって弱ってしまうという事例もあるらしく……どうすりゃいいんだ。
って、狭い水槽で飼わなきゃいいんだな。
ナマズ。
たいていの魚類には鱗がありますが、ナマズには鱗がありません。
ちなみにドジョウやウナギも同じく鱗がないね……と思ったら、実はあります。
小さすぎてあるように見えないんだそうですよ。
フグ。
北斎はエイなんかも描いているんだそうです。
向かって右には大水槽が。
サメとかいろいろいました。
1階からも見ることができます。
そして左下にペンギンのコロニー!
なんと、魚くさくありません。
魚のように泳ぐ勇姿。
集まる。
トコトコ移動。
みんなして、浮きながら毛繕い?。
眠そう。
くわー!
清掃中。
特に室内だし、水槽はいつもきれいにしておかないといけないわけですね。
この直後、一羽が即座にフンをしていましたけども。
1階に降りれば泳いでいる姿を下から見ることもできます。
黒いのは建物の柱。
水槽に合体させてしまうとは……。
メンテとか平気なのかな?
ちなみに室内だと灯りはどうするんだろう、鳥さん、起きっぱなしかなと思ったら、夕方からは徐々に照明が暗くなっていきました。
この日は20時近くまでいたのですが、帰るときにはぼんやりしたオレンジ色になっていました。
考えてる!
ペンギンエリアのすぐ隣にはアシカ!
と思ったらオットセイでした。
かわいい。
スタッフが集まってきました。
ショーが始まる模様。
すぐさまオットセイたちが寄ってきます。
担当はひとり1頭のマンツーマン。
芸をしたらエサをぱくり。
スタッフも半分水に入って一緒の目線で。
みんなに向かって手を振る。
ジャンプだよ!
ジャポン!
通路に飛び乗って右奥の客のすぐ近くでも芸を見せる。
鳴き声を上げたり。
4組がそれぞれ独立して芸をするので、こっちを見ている間にあっちでは別の芸をしていて……見る方も忙しいです。
そして、エサがなくなると、すっかり言うことを聞かなくなって、さっさと解散していきました。
げんきんな。
1階には金魚のコーナー。
いろんな金魚がいます。
ランチュウ系。
たくさんのデメキン。
こういう柄のことを錦というそうです。
和を押し出した見せ方も。
この水槽では水面で口をパクパクさせている魚が多いのが気になりました。
エアーポンプはきちんと動いていましたが、それでも酸素が足りてないのでしょう。
どことなく、動きも鈍くて、斜めになってる個体も多め。
平気かなぁ。
サンショウウオ。
ふたたび2階。
サンゴ礁ゾーン。
気分は南海です。
魚たちがカラフル。
ナポレオンフィッシュ
キリッ。
そして、全国的に大人気のチンアナゴ。
こんなに大きな水槽に大量にいるのは初めて。
しかも四方から見られるとは。
シマシマのニシキアナゴ。
もう1種類、斑点のないホワイトスポッテッドガーデンイールというのもいます。
にゅいん。
逆さになって泳ぐヘコアユも一緒。
こいつらは沖縄に行ったとき海の中をゆらゆらしているところを見かけました。
たまに伸びます。
密度が高い!
たまに顔をつきあわせてケンカをしている姿も見かけます。
そしていつの間にか19時になり、餌やりタイムが始まりました!
もちろんスタッフの解説つき。
貴重なイベントです。
エサが投入されたら、いっせいににゅわーっと伸びて、目の前にふわふわっと降りてきたエサをぱくり。
にょろー!
入れ食いだー。
滅多にないけど、うっかり穴から出てしまうこともあるとかないとか。
長い個体は50センチほどあるそうです。
からまってる。
さてさて、そんなこんなで水族館を堪能して外に出ると、すっかり陽が落ちていて、美しいイルミに包まれたタワーを見ることができました。
ここでスカイツリー見物はおしまい。
近くのモスバーガーで軽食を取り、解散しました。
いや、疲れたけれど楽しかった。
水族館はチンアナゴとペンギンをぼーっと見ているだけで1日過ごせますね。