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ゲームライフ・ゲーム

亜麻矢幹のエンタメコンテンツ

16/03/24 (木)

博多を出て3日目。
東京に戻る旅も佳境になってきました。


さて、このキャベツふたつとニンジン2袋。
これが今日、重要な意味合いを持つアイテムです。
駅の近くのスーパーは高かったのでどうしようかと思っていたのですが、いい具合に安い八百屋を見つけることができたので手に入れました。
時間を見たら、これ撮影したの4時頃ですね。
起きてすぐ撮ったんだな。


この旅は、毎日、始発での移動がデフォです。
この日も6時には宿(もはや)を出て広島駅に向かいます。
道中、こんな状態の神社を見かけたり。


広島電鉄。
単車、750形。


今日も切符にスタンプを押してもらい、山陽本線に乗って東に移動します。
デジカメのバッテリーを節約したいので、広島駅での撮影は割愛。
バッテリーはふたつ持っていますが、こんなふうにガチ撮影してるとすぐに使い切ってしまうもので温存。
途中で中野東という駅を通過。東中野なら馴染み深いんだけどもなぁ。


通勤時間ということもあり、車内はそこそこ混んでいます。
車窓から見える風景はのどかそのもの。
しかし、一駅が長い。


乗り換えのため、一旦、三原駅で降ります。
待ち時間があるので改札の外に出ました。


駅前はのんびりしてます。
今日も朝からいい天気だ。


どうもタコの街らしい。


三原城の模型。


8月に行われる、やっさ祭りの模型。
まあ、たまたま停車しただけで、観光する目的はありませんでしたから、ああ、そうなんだ……みたいな感じでした。


しばらくして、電車が来ました。
瀬戸内海沿いを走る、呉線。
2両の列車です。


海だー。
進行方向、向かって左に広がる瀬戸内海。
本当に海沿いを走るんだぁ。


島がたくさん。
たまに工業地帯っぽい場所も。


隣が海ギリギリになったり。
ここで脱線したら、海の中だよ……。


さて、そして、目的地の駅、忠海《ただのうみ》に着きました。
それにしても、忠海で「ただのうみ」って読めないよねぇ。


呉線マップ。
呉線は広島から出ているので、最初からこの路線で来ることもできました。
でも、山陽本線で三原まで行って乗り換える方が早かったので、そちらのルートを取ったのです。


マイナーな駅なので駅舎はこぢんまりとしています。


駅前も栄えてる様子はありません。
何かしらの店もなさげ。
それがわかってたので、広島でキャベツとニンジンを買っておいたんです。


さて、南側に歩いていきます。
フェリー乗り場はこっちー。


呉線の踏切から。


すぐにフェリー乗り場の待合室が見えてきます。


隣に発券所。
ここで切符を買います。


フェリーが来るまで、穏やかな瀬戸内海を眺めつつ、しばらく待機。


フェリー、来たー。


そして、船上の人。
今まで船に乗らない生き方をしてたけど、こうして連日乗るとやはり身近なシステムなんだなって思ったり。


今日は特別、乗船中に何かを見るということはありません。


人も昨日ほどは乗っていません。
それでも思った以上にはいましたが。
100人はいなかったと思うけど。


島が見えてきた。
10分ほどで着いてしまう距離です。


ドック・イン!


気持ちがはやる。
真っ先に降り立つため、待機。


上陸したらいきなり!


2匹、いや、2羽で取っ組み合うようにして飛び跳ねている!
すかさず連写!


あ、落ち着いた。


ズームっ。


ズームっ。


ふうふう。
到着早々イベントだったので、改めて場所の確認。

大久野島【広島:忠海】
大久野島ビジターセンター
国民休暇村・大久野島

知る人ぞ知る野生のウサギまみれの島です。
ふがーっ。


桟橋と乗ってきたフェリー。


そして、もうあちこち、ウサギだらけ。
エサはやり放題です。


平地もあれば斜面もあります。


あちこちにウサギの巣があります。


天敵がいない島。
くつろぐウサ。


安心しきって寝る。


穴を掘る子。


キャベツとニンジンを買ってきたのはこのためです。
本土のさっきの売店ではペレットを販売していますが、事前の調査にて、ウサたちは生野菜を遥かに好むと仕入れていたので持参すると決めていました。
ということで、まずは下準備、キャベツは1枚ずつ剥いてあげるからいいとして、ニンジンはナイフで細く切りました。
そして、いざエサやり開始。


食べるー。


別の子に。


食べるー。


この……この顔……。


持っていかれた。


2羽来た。


このアングルだとすごく丸く見える。
右の子はほぼパンダ。


3羽目が来た。


君は妙に細いね。


もしゃもしゃ、バリバリ。
とにかく、むさぼりついてきます。
とりあえずキャベツ1枚はあっという間に完食。


次はニンジンだー。
まだ食べられるぞー。


妙に傷ついてる子が来たな……。
とりあえず、お食べ。


また3羽目が来た。


もう1羽。どんどん増える。
なお、ここのウサギはビニールをガサゴソといじると、その音を聞きつけて集まってきます。
ウサギは目よりも耳の方が発達しているからで、さらに「ビニールの音→エサがもらえる」と学習しているのは間違いないです。


エサやりしながら頑張って動画を撮ってみました。
性格もあるのか、けっこうワイルドです。
さすが「野生」というだけあります。


エサ争奪戦には参加せずくつろぐウサ。


もっとも、この子たちも近くでガサガサやれば寄ってきます。
そこまで空腹ではないものの、来る者拒まずという感じ。


最初の広場から移動。
割と小さい島なので、さっさと歩けば1時間程度でぐるりとまわれてしまいます。


さっき巣があった斜面の裏側。


この島にはひとつだけ休暇村があって、車道も整備されています。
そっちの方に移動。


至る所にウサギの姿。


ウサ端会議。


そこに何があるのか?


こんな画だよ。


土の上で寝ればいいのに。車とか通らないからいいけど。


鉄塔も建っています。
休暇村の他にいくつか施設があるので、電気を供給しているものと。


黒ウサ。


薄茶ウサ。


キャベツが小さくなってきたので、まとめてドサっ。


小さめのが来た。


どうやら人間と違って、色の薄い所より、外側の濃い緑色の部分を好むらしいんですけどもね。
でも、ペレットよりは圧倒的に好感触。


もう1羽いた。


同じ大きさ、同じ色……兄弟かね? メスかもしれないけど。


ちょっとだけ大きめの子。もしかして親かも。


舞台のせいもあるけど、瞬間、サバンナの野生動物みたいな見え方がしたり。


入れ食い状態。
キャベツがちっちゃくなっちゃったから必然的に密集度が高くなる。


「よこせ、よこせ!」
もう芯だけどいい?


「よこせー!」


その、ウサまみれ動画第2弾。
ひとまずされるがままになってみました。 ずっと見てられます。


乗っかってきて、こんなことされたらたまらんですよ。


建物もいくつかあります。
これはビジターセンターの中。


島の様子などの説明があります。


さて、この大久野島はウサギの島のほか、もうひとつの顔があります。
戦時中、日本軍によって毒ガスが作られていたという黒歴史の島。
ただ、平和記念公園のときと違って、いまひとつ想像がしづらい。
この島で毒ガスを製造していたのと日中戦争で使用されたことは事実ですが、軍の極秘事項として、割と最近まで日本全体に公表されていなかったから詳細な資料もろくに残っていない。
その戦争の象徴みたいな毒ガスの島が、今は平和の象徴みたいなウサギの島になっている……皮肉というかなんというか。
ここは、その毒ガス資料館。
わずかですが当時の資料が残っています。


その先に休暇村。


目の前の広場もウサまみれです。


めんどくさくなってニンジンばらまいた。


でこぼこの地面に、いいポジショニング。


しばらく行くと遺跡。


毒ガス貯蔵庫跡だそうです。


穴の中にはタンクを置く台が残っています。


道なりに島の外周を歩いていきます。
ウサギと軍施設とが交互に出てくるのがなんとも不思議な感じですが、施設は廃墟と化していて生々しさはないので、9割は自然に触れる感覚で楽しめます。


他の人があげたキャベツに群がるウサ。


集まってきたぞ。


「ちょうだい、ちょうだい」


「くれよ、くれよ」


「食わせろっ」


「よこせー」


すごい勢いで食われて、たちまち芯だけに。
腕に飛び乗ってきたり、勝手にビニールの中を物色しようとしたり、アグレッシブです。


別の観光客があげた、ペリット&キャベツで幸せな子たち。


もう満腹なのか。


好きなときに食べるといいよ。


奥に目立たないようにトイレ跡。


なるほど。


ふたたび歩きます。
だんだんウサギの数が減ってきました。
まったくいないわけではありませんが、観光客の密度に影響してるような感じがします。


しばらく行くとまたも貯蔵庫跡。


今度は規模がでかい。


大きなへこみと小さなへこみ。


何かの模様のようにも……。


タイルみたいなものが張られていたのかも……。


このまま行くと岬の方に行って行き止まり。
右に向かって、坂を上ります。


東の方はけっこうな山です。


山の上には中部砲台跡や展望台などもありますが、時間と体力の関係で全部を見ることはできません。
寄り道できそうな所だけを見ることにします。


北部砲台観測所跡。


開けた場所。


こういう地形の所に、何かを築いて、何かをしていた……。
今となってはどういうことだったのかよくわかりません。


両脇は窓か。


こんな広々としたエリアもあったりすると、本当、何を置いてあったのか、それともグラウンドのように使用していたのか。


元の道に戻ります。


北の方角には本土が見えます。


道は急な坂と曲り道が多く、何気なくミラーが立っていたりします。
なお、先ほどの休暇村で自転車のレンタルサービスもしているので、その対応かと。


また遺跡の前に来ました。
ここは北部砲台跡。


こんなものがあったんですか。


左はスロープがあって高台に。


右の入り口から中に入ってみます。


狭い半球状の空間で、天井には穴が。
漏斗《ろうと》の中みたい。


真下から見上げると空が見えます。
なんの穴だろうか……。
ここに砲台が刺さっていたのかな、とか思いました。
なんか、そんなイメージするでしょ。
でも、説明には12センチ連写加農砲が4門あったと書かれているので違うっぽい。


山道をてくてく。もはや完全なハイキング。


遺跡から離れるとちょこちょことウサギの姿も見え始めました。


側溝からひょいっと覗いてる子。


でも、別に隠れているっていうわけでもない。


ただただ狭い所が好きな模様。


やはりおさまりがいいのか、へこみに座るのが好き。


本道から少しずれると、火薬庫跡がありました。


出入り口はトタン屋根。


全体の屋根は瓦で、端に少し残っています。
万が一、庫内で爆発したとき、すぐに抜けるような作りにしていたんだとか。


あと少しで1周です。


発電場跡。


窓も抜けて、すっかりツタまみれ。


中の機械とかはどうしたのかな。


きれいなトンネル。


昔使われていた桟橋。


今回のルートでの軍施設はこれで終わり。
あとはウサギギャラリー。


いったい何羽いるのか……。


このあたりはウサギの密度がそれほど高くないからか、観光客がどのタイミングでエサをあげていいか悩むからか、お皿が用意されています。


空っぽだけど……。
残念だけど、もうエサは持ってません。


寄ってきた。


足にすがりついてきた!
「ごはん持ってる?」


「ね、ごはん」


「それ、ごはんじゃないの?」


「ちょうだい、ちょうだいよ」


ごめん、みんなにあげちゃったんだ。
「……ないの?」
心が痛む。
島の西側は休暇村もあるし、人が溜まるので、ウサたちは頻繁にごはんをもらえます。
でも、東側の方はあまり人がいないので……こんなふうに食いっぱぐれる子も出てきてしまうようです。
キャベツ2個、ニンジン2袋は、ちょうどいい感じの量でしたが。


黒ウサの集団。


黒ウサ。


望遠があれば……。


最初の桟橋の所に戻ってきました。


「ごはん!?」
君もか……。


てれーんと寝そべる。


計算通り。
もうすぐフェリーが来る時間になります。
1時間に1本なので、これを逃すと大変です。


残りの時間、ウサギと戯れます。


「それ、ごはんか?」


ビニールはもう空だよ。
「なんだよ、きたいさせておいてよ、つかえないにんげんだな」


寝る黒ウサ。


黒ウサ。


一回り小さいのがいた。


こっちにも。


子ウサギ、他の人たちにも人気。


そして、とうとう時間。
フェリーが来ました。


乗り込んで本土に帰ります。


さらば、ウサたち。
機会があったらまた来るぞ。


忠海港に向かって出発。
今日の観光はおしまい。この後、岡山まですっ飛びます。


おやっと思ったのが、あんな所に建造物。


ひとまず船内備品を資料として。


それで残念なことに、1時間に1本の電車は来てしまいました。
当然、間に合うはずもなく、待つことになります。
事前に調べてわかってましたけどね。


何かが湧き上がっている海。


本土に到着。


ということで1時間ほど駅舎で待ちました。
フェリーで戻ってきたほとんどの人が同じく乗れないわけで、みんなして。
フェリーの到着とシンクロしてればよかったんだけど、仕方ないよなぁ。
その後、15:30頃、出発。


そして、一気にすっ飛ばし、18時に岡山到着。
いやー、道中、長かったねぇ。
今日はいろいろと呉線がくせ者でした。
でも、苦労した甲斐はありました。
ウサギまみれに大満足。


駅前にはまた路面電車。
左のはMOMO(9200形)。


7000形。


ここで一泊します。
停泊先はココ。
自遊空間 岡山表町店
岩国のときと同じで観光する予定はなく、ただただ泊まるだけなのですが。

明日も頑張るぞー。
帰省4日目に続きます。

★★★ 新しい称号をゲットした! ★★★
「ウサギ大好き」

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